ご無沙汰しておりました。当社はこの度本社事務所の移転を行い、924日より新事務所で営業を開始しました。新しい事務所は、旧事務所と同じ川崎駅東口側ですが、23分ほど駅に近くなり、電車を利用して来社されるお客様や当社役職員にとって、アクセスがより便利になったと思います。旧本社事務所では関連会社を含めると3フロアーに別れていたオフィスを、新事務所では1フロアーに集約することが出来、事務効率や社内の一体感を高める効果も期待出来ます。

 立地や建物といったハード面では良いこと尽くめのような新事務所ですが、むしろ大切なのは、先に挙げた社内の一体感を含む、ソフト面であると思います。実は、私自身は、本社事務所の設備やグレードなど外形的なことにはそれほど強い関心がある訳ではなく、仮に理想的な事務所を想い描くならば、室内に木の香りが漂う木造低層建物となります。

 これは会社事務所に限らず、お店や、もちろん住宅にも言えることですが、重要なのは、そこで働く人々、来られるお客様、住む人々であり、建物は器に過ぎません。その器は、丈夫で長持ちし、快適な環境を提供できるものが求められていることは言うまでもありません。しかし、建物自体が自己主張を強く打ち出すならば、それ自体が芸術として建てられたのであれば構わないのですが、人々のために建物があるという本来あるべき姿からは外れてしまうのではないかと思います。

 今般の本社事務所移転では、移転先の選定から引越し作業に至るまで、新たな気付きを含めて様々な事を考えさせられましたが、建物は人々のためにこそあるという、当社の使命にも共通する考え方を再認識する契機となったことは確かです。

 お客様各位におかれましては、当社の新本社事務所に、是非お気軽にお立ち寄りくださいますようご案内させていただきます。