明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願いいたします。当社は本日が仕事始めで、当ブログも更新を再開させていただきます。
 さて、昨年同様に、新しい年最初の記事は、今年の見通しについて書くことにします。内容は実のところ、今朝の年始朝礼で役職員らを前に話したことの要約でもあります。
 
結論から言えば、日本国内のムードとしては、株高や円安による輸出産業などの業績向上により、景気回復の期待感もやや高まると思います。しかし、実態的には全般的な国内の景気は回復にまでは至らないと予測します。その最大の理由は、株高も円安も、あるいはオリンピックも、広く国民の可処分所得を増加させる直接的な効果は無いからです。一例を挙げれば、円安効果で利益が増加した企業のうち、どれくらいが新規の設備投資を増やすでしょうか?新規の設備投資が増えなければ、他産業へのプラスの波及効果は限定的です。
 
私たち一般国民にとって、経済面で最も重要なことは、実質可処分所得が増加することだと思います。ムード自体は人工的に作り出すこともできますが、財布の中身は事実をそのまま語ります。実質可処分所得が増えればそれに応じてお金を使うし、逆に減ればそれに応じて節約に努めます。ですから、国全体の景気が良くなるためには、私たち国民の使えるお金が増えることが必要不可欠です。政府が、その方向に政策の舵を切ることを願うものです。
 
当社の生業である不動産賃貸業について考えるなら、今年は顧客層の住居費抑制傾向がより強まると予想します。なぜなら、住居費は、特に都市部の多くの家庭では家計における最大の固定的支出であり、この部分を見直すことが出来れば、家計の流動的な部分に充てることのできる支出額、言い換えれば自由に使えるお金を多少なりとも増やせる効果があるからです。
 
この年末年始、夢に出るくらい考えた末、以上のような2017年の見通しを得るに至りました。そして、経営戦略のある部分はこの見通しに応じて修正することとし、今朝の朝礼で概要を発表したところです。その肝は、「顧客中心主義」です。使い古されたような言い方ですが、当社の役職員全員が真にこれを実践して行くとき、厳しい経営環境下においても、お客様の支持をいただいて会社を発展させることが出来ると信じるからです。
 課題は山積していますが、チャレンジの機会が多い時代でもあります。新しい年の始めに当たり、静かな闘志が湧いて来るのも事実です。

(本社事務所エントランスに付けられた正月飾り)

        (本社事務所エントランスに付けられた正月飾り)