先週、横浜市内で開催された取引先主催のセミナー、「ウチダシステムズセミナー2017inYokohama」
に出席し、製品展示を見学したほか、セミナー2部を聴講して来ました。展示コーナーでは、最新のオフィス家具のほか、分身ロボット「OriHime」など、ユニークな発想で作られた製品が展示され参加者の関心を引いていました。

 セミナーの第1部は、浜銀総合研究所の寺本明輝取締役が、「挑戦する独創企業」のテーマで講演されました。独創企業の具体例として、個別企業の事例もいくつか挙げられ理解の助けになりました。講演の要点を一言でまとめるなら、現在進行中の社会の変化は産業革命に匹敵するか凌ぐほどの大きなものであり、独創化戦略を深めることで企業の生残と発展を図らなければならない、といったことでした。

 もちろん、独創的と言うのは簡単ですが、実際に独創的な存在となれるかどうかは話が別です。結局のところ、本音では現状維持を志向するような企業文化が最大の障壁であり、それを打破するためには、経営者自らが継続的な挑戦姿勢を社内に示すことと、必要とあらば、人財の刷新を含めた大胆な組織改革が必要であるとの認識を新たにすることが出来ました。

 続くセミナー第2部では、主催会社である、ウチダシステムズの岩田正晴社長が、「独自の進化へ 当社が取り組んでいること」のテーマで講演を行われました。同社は、商社である内田洋行グループのオフィス関連事業会社として、2013年に全国の系列販売会社の合併により新スタートを切った経緯があるとのことです。岩田社長の講演では、前身の販売会社がリーマンショックで売上が激減した経験など、困難な経営環境の中でも、課題を克服して発展を遂げて来た道のりが率直に語られました。

 企業の発展のための取り組みについて、同社では、「変革」や「改革」といった表現は使わず、「進化」という表現を好んで使ってきたそうです。そして、組織進化に必要なこととして、「非日常を創り続ける」ことが重要であると語られました。一見定型的な業務を行っているかのような担当分野であっても、日々同じことの繰り返しに過ぎないのであれば、どこに進化があるのでしょうか?「非日常」とは決して商品開発部門や営業部門にだけ生じるものではなく、まず役職員一人ひとりの意識の中に生まれ、それが会社全体の「創造型経営」として結実するものではないかと思います。両講師の講演内容は、示唆に富むものでした。

(折り紙をイメージしたというオフィスチェア)

               (折り紙をイメージしたというオフィスチェア)